お国はどちら?

築地の某社での打ち合わせがあっさり15分ほどで終わってしまい、
場内に寿司を食べに行く。
寿司大や大和寿司は相変わらずの人気で長蛇の列。

この日は場内でも珍しく、朝から夜までずっと営業している
磯野家に行ってみる。12時過ぎだったこともあり、5組くらい
並んでいたが、他店の行列よりはマシ。20分ほどで店内に入る。
10人も入ればいっぱいのカウンターで、2人の職人が手際良く連携
プレーを見せる。私はカウンターの奥に案内され、上にぎりを注文。

鮮やかな濃緑のバレンに次々と並ぶのは、正統派の江戸前寿司。
同店自慢のインドマグロの中トロは口の中から消えていくのが惜しいほど。
などと一人で悦に入っていたところ、突然目の前のカウンターから
プラスチックのケースが雪崩落ちてきた。職人がネタケースの上に
置いていたケースを取ろうとしたところ手を滑らせ、私の方に落と
してしまったのだ。

「大丈夫ですか? 怪我はないですか?」
「ちょっとびっくりしたけど大丈夫です」
なんて会話を交わし、それからちょくちょく目が合うので、
「美味しいですね」
などとひと言返したりしていた。しばらくすると、
「これ、お詫びに」
と、その職人が、トロ鉄火巻き用に使う大トロの切れ端を
使った握りを私の目の前のバレンに載せてくれた。
「ありがとうございます!」
その大トロの切れ端握りは抜群に美味だった。
本当にラッキーだな~、などと浮かれていた。

調子に乗って追加で車海老などを注文し、カウンターを立った。
お金を払って帰ろうとした時、その職人さんが、
「お国はどちらですか?」
と聞いてきた。あれ、私関西弁なまりで話してたっけ?
私の隣にいたカップルの方がよっぽど関西弁バリバリだったし、
と思いつつ、素直に出身地を答えた。
「何か?」
と聞いてみたものの、職人は「何でもないです」と答えるのみ。
その問いかけが謎のまま店を出る。

夜、友人にこの話をしてみたところ、
「それって外国人と思われたんじゃないの?」
という鋭いひと言。
そう考えるとつじつまは合うかも…。
築地を訪れる外国人は多い。現にこの日も欧米やアジア圏らしき
人たちも大勢場内を歩いていた。

私は「美味しいです」「ありがとうございます!」なんて会話では
なく単語を発していただけだし、日本語の上手な外国人に間違われた
という可能性は大いにある。
う~ん、気になる。実際のところどうだったのか。
もう一度寿司を食べに行き、職人に真意を確認したいところだ。

by 吉川明子 | 4.18.2009 | Category: 雑談
2009 桜速報。
2009 桜速報 その2。


みどりをふやしてみる。
ヴァチカンに行ってきた(嘘)。
赤坂御所ラン、はじめました。